ANA国内線【PR】

都市を漂う放浪者の雑記
by cotton-sneaker2
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
最新のコメント
連れあいと一緒に録画ビデ..
by コットンスニーカー at 16:46
あら〜〜知らんかった、、..
by 小紫 at 19:53
いいですね〜、収穫祭! ..
by コットンスニーカー at 19:12
梅雨入りもなんのその、、..
by 小紫 at 03:25
僕も、自分に拍手をしてま..
by コットンスニーカー at 13:31
拍手!拍手!! コット..
by さちよ at 23:40
○○と包丁は使いよう!て..
by コットンスニーカー at 00:34
相変わらず、やってますね..
by 小紫 at 16:22
かずこさん、御大じきじき..
by コットンスニーカー at 06:33
サッチャン、頑張っていま..
by コットンスニーカー at 06:01
「はやぶさ」ファイナル
…自動車の警笛が数度、鳴らされるのが聞こえてきた。
おそらく今が11時半なのだろう。母が電話で何度も念をおしていた時刻だ。
家財道具を送りだしがらんとした家の外へ出た。白い坂道が続いていた。
食べた後に播き捨てられた貝殻が、道一面を被っているせいだ。
歩く度に砕かれた貝殻は、ジャリッジャリッと音をさせた。
僕は、後ろは向かないことに決めていた。

坂道のてっぺんに、黒い自動車がドアをあけたまま止まっていた。
ぼってりとしたダットサン型、その形が妙によそよそしく見えた。
坂道を上りながら、母と三人の子供は手を繋いだ。そして自動車に乗り込んだ。
その自動車は、生まれて初めて乗るタクシーだった。
発車してから駅までの間、僕はずっと横窓から街を眺め続けた。そして大牟田駅についた。
すべてがスローモーションのように思えていた。

鹿児島本線大牟田駅、午後1時15分。「はやぶさ」が動き出した。
「とうとう抜け出せるんだ」憑かれたように僕は呟き続けた。
小学校6年3学期、僕ら一家は「はやぶさ」という列車で、大牟田を、そして九州を出た。
「はやぶさ」は東京へ向かっていた。目指すのは、やがて住む千葉県のM市だった。…

それはもう何十年も昔のことだ。
しかし、つい昨日のことのようにハッキリと覚えている。

僕を連れ出してくれた寝台特急「はやぶさ」。その運行が、今日で終わるという。
最終便が今、岡山あたりを走っている、と先ほどのニュースで言っていた。
この事態をきっかけとして、僕の中に幾許かの思い出が蘇ってきたわけである。

「はやぶさ」ファイナル、ごきげんよう!

by cotton-sneaker2 | 2009-03-14 01:57 | 雑記
<< ■さて、もう一丁やるか 新聞を変えた >>


おすすめキーワード(PR)
ファン
XML | ATOM

skin by excite