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15日間にわたった“お勤め”を終え、無事放免となった僕はオートバイ置き場へ急いだ。
今回もまた相棒をつとめてくれたスクーターにまたがり、エンジンキーを回した。 待ってましたとばかりにエンジンの心地よい音が響き渡った。 いざ、我が家へ帰ろう!連れあいは荷物を持って先にタクシーで門を出た。僕もその後へ続く。 わずか10m程で交差点、左折のウインカーを出し曲がろうとしたが、正面から右折のタクシーが来た。曲がりかけた途中で止まっていると、信号は赤に変わってしまった。 いかんせん中途半端、しかし久しぶりなので安全第一。そのままの態勢で待つことにした。 すぐ横には、なんと残念なことに交番がある。 チラッと目をやると、いやあ〜!立ち上がりましたね、若い警官が! そして外にでてきましたね、赤い警告棒燈を試し振りするかのような仕草をしながら! 歩行者信号が変わり、斜め横の信号が青に。この後我が車線が青になるはず。 スックと背筋を伸ばした若い警官は、道路脇へと進み、二度三度警告棒燈をたたいている。 嬉しそうな表情を隠そうともせず、ワクワク感いっぱいの顔つきだ。 「来るな!いよいよ!」信号が青に変わった。発進する。 「はい、そこのスクーター、停車して!」涼しげな顔で凛として言う。 警告棒燈が振られる。もう後は想像通りだ。 「はい、免許証見せて」「どこ行くの」… 「いやあ、退院で家に帰るところです」 「どこの病院?」「すぐ後ろの病院ですよ」「あ、そう」 とってつけたように「シルバーのスクーターでひったくりがあってね」 言い終わると若い警官は満足顔で交番の中へ戻っていった。 てな訳で、娑婆復帰の最初の明かりは、警告棒燈の赤い光りだったのですよ。 by cotton-sneaker2 | 2009-06-30 11:47 | 雑記
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